毎日の料理はどちらかというと
レパートリー考えるのが大変とか、
立ちっぱなしで疲れるとか、
面倒くさい、時間がないとかっていう、
ネガティブなイメージがあるように思います。
でも私は、毎日料理をすることに対して
もの凄くプラスのイメージを持っていて、
料理をしてこなかったら
絶対に発見できなかったと思えるほど
料理をすることに魅力を感じています。
このことを知って頂くと
もしかしたら毎日の料理を
ネガティブに感じていらっしゃる方も
料理って楽しいと思ってもらえるかもしれません。
料理なんてしたくない! って思ってた私が“お母さんのご飯おいしい” と子どもに言ってもらえるようになった、とっておきの方法
最後までお付き合いいただければ幸いです。
目次
毎日のご飯作りにウンザリ・・・。料理なんてしたくない!
独身の頃から
料理をすることなんて
ほとんどありませんでした。
実家にいた時は
母がご飯を作ってくれていたので
必要性を感じることはありませんでした。
社会人になって
1人暮らしをしてからも
料理するのは月に2、3回程度。
朝ごはん→カフェでコーヒーとドーナツ
昼ごはん→外食またはコンビニ弁当
夜ごはん→ほぼ毎日飲みに行く
こんな生活をしていたんです。
結婚してからも
夫も私も仕事で忙しく、
食事はテキトーに済ませていました。
ところが・・・
息子が生まれてからは、
“テキトーに済ます”
ってわけにもいかず・・・
人生で初めて???
毎日ご飯を作ることになりました。
出た!
「何でもいいよ」発言!
何でもいいと言っておきながら、
いざ食べる段階になると
「今日は魚が良かった」とか
「野菜が足りないよね」とか
色々と注文をつけてきます。
これに加えて、
夫はきっと
より良くなるようにと考え、
色々アドバイスをくれていたんだと思いますが、
言われた側の私は
ますます料理をすることに
ストレスを感じるようになっていきました。
料理なんてしたくないよぉ!!
そんな気持ちで台所に立つ私。
いつも表情は暗くて眉間にシワが寄り、
料理を作り終わるとため息をついていました。
「惣菜ばかりはやめて」と夫からの苦言。レシピサイト見まくって作る
料理なんてイヤだ・・・
なんでこんなこと毎日やらなきゃいけないの??
そんなことを考える日々。
だんだんと、
仕事が忙しいから、
疲れているから、
ということを理由に、
スーパーで買った総菜やコンビニ弁当が
食卓に並ぶことが増えていきました。
俺が育った時は、母親が仕事してたけど3食ちゃんと作ってくれてたし、外食とか惣菜買ってくるとかなかったからなぁ。
ぶっちゃけ、
「あなたのお母さんとは違うよ!」
という気持ちもありました。
でも、私自身も
惣菜ばかりの食事はマズイかな・・・
そんな気持ちもあったので、
何も言い返せなかったんです。
頑張ったけどやっぱり無理!いつもイライラ夫婦喧嘩ばかり
仕方ない、やるしかないか。。
そう思った私は、
クック〇ッドなどの
レシピサイトを見まくります。
・簡単
・手抜き
・子どもが喜ぶ
そんなキーワードを見つけては、
作り方をメモメモ。
今まで作ろうと決して思わなかった、
ピカタ とか
アクアパッツァ とか
マリネ とか
張り切って
色んな料理にトライ
してみようと頑張ったんです。
でも・・・
1か月も経たないうちに
限界を迎えました。
【限界を迎えた理由その①】
目新しい料理を作るのはいいけど、
余った食材や調味料で、
何をつくるかが思いつかず、
食材をダメにしてしまうことが増えた。
【限界を迎えた理由その②】
慣れない調理法だったりするので、
手際がとにかく悪い!
料理にかかる時間が倍以上になった。
人参、大根、玉ねぎ、キャベツ、とかなら色んな料理につかえるでしょ?
新しいもの作るのはいいんだけどさ、その辺も考えてつくらないと。
この夫からの言葉に、
私はキレました
私だってできる限り手料理を作ろうって頑張ってんの!
なんでそんな風に言われなきゃいけないの!!!
食材がもったいないって言ってるだけだろ!
それに、料理作ってる時の自分の表情見たことある?
ずっと下向いて眉間にシワ寄せて、機嫌悪そうにして。
立ちっぱなしだから腰とか痛くなるし、
集中してやろうと思ったらニコニコなんてしてられるはずないじゃん!
この1か月、前よりもっと機嫌悪くなってるじゃん。
喧嘩ばっかりしてるし。
子どもだって顔色うかがってるの気づかないの?
あぁ・・・
私ってやっぱりダメかも。
頑張ろうとしたはいいけど、
今度は夫婦喧嘩が前よりも増えて、
子どもは私の顔色をうかがうようになってる。
どうしたらいいの~!!
「幼児期の食事が人生に影響する」の言葉に衝撃!
料理を頑張ってみたけど、
結局うまくいかない。
そんな状況に、
心も体も疲れ果てていた私。
そんな時、知人から
なんか体も軽くなるし、色々お話ししてると心も軽くなる感じよ~。
と、とある整体師さんを紹介され、
行ってみることにしました。
凝り固まった体を
ほぐしてもらっている間、
整体師Aさんに
料理に関してのストレスを
色々とお話ししました。
私ってやっぱり料理キライだし、頑張っても無理なのかなぁって・・・。
あずささんは、小さい頃、栄養満点のご飯を食べさせてもらってきたんですねぇ。
ちゃんとした手料理って思い出しても数回くらいかなぁ。
10年ほど前までは、不眠とかいつもイライラしていて一歩も外に出れないような時期があったりして。
なんとか自分を変えたいって色々勉強してね、小さい頃の食事が原因だったってことが分かったんだよね。
それが大人になってから色んなマイナスの症状に繋がってたんだよね。
肌なんかボロボロだもん(笑)
昔よりはだいぶよくなったけどね。
ホント、あずささんの肌を見ていると、小さい頃ちゃんと体に必要なものを食べさせてもらってたんだって、家族から愛情沢山もらってたんだってわかるなぁ。
整体師Aさんからの
この言葉は、
私の心をグサッと刺しました。
当たり前のように思ってたけど、
母の手料理があったから、
今の私が健康に生きていられる。
私がしてきてもらったことを、
今度は私が、
子どもにしていく番
なんじゃないか。
そんな風に感じたんです。
品数少なく単調でもいいから、温かい手料理を実践
その日を境に、
私の料理に対する考えが
変わりました。
見栄えのいいもの
ではなく
体にいいもの
という考え方になったんです。
自分が納得すると、
モーレツスイッチが入る私です(笑)。
まずは、調味料の見直しから。
油 :オリーブオイルかごま油
塩 :ミネラルたっぷりの岩塩
醤油:大豆、小麦、塩だけを使ったもの
砂糖:てんさい糖などなるべく茶色いもの
だし:お鍋に入れればすぐ使える、あごだし(茅乃舎さん♡)
また、食材を買うときは、
裏面の原材料名を
チェーーーック!
あ、でも少しの添加物は目をつぶります(笑)
さらに、
春夏秋冬などの
四季も意識するようにしました。
例えば、
ピーマンやナスは夏野菜
大根や白菜は冬野菜
その時期に栄養が豊富だから、
できる限り、
季節にあった野菜を選ぶ。
そして、
調理方法はいたってシンプルに、
・煮る
・蒸す
・炒める(焼く)
この3種類のみにしました。
毎日、お味噌汁だけど飽きない?
野菜たっぷりのお味噌汁
それだけ用意してあれば、
あとは納豆とご飯だけでも
じゅうぶん!
調味料と食材を
丁寧に選べば、
品数少なくたって、
見栄えが良くなくたって、
喜んでくれるんだって分かったんです。
料理は大事な家族への愛情表現
料理ってなんでするんだろう?
いまの私が考える料理とは、
大事な家族への愛情表現
なんじゃないかなぁと思います。
以前の私は
母親がやるべきことなんだ
っていう義務感に近いことでした。
料理をしなければいけない
なんで私がやらなきゃいけないの?
好きなことでもないのにやりたくない
そんな風に思っていたので、
夫からのアドバイスも
私を否定しているように受け取っていたんです。
そんな私が、
整体師Aさんからの言葉を受け、
料理をすることの意味を知ってから、
義務感のようなストレスはなくなりました。
子どもがすくすくと育つために
大事な家族が健康でいるために
家族みんなが笑顔でいるために
私が料理をするのは、
そんな
家族への愛情表現のひとつ
なんじゃないかなぁって思います。
私の料理を美味しいと食べてくれる子ども、幸せな気持ちで過ごせる毎日
最近の我が家の定番朝ごはんは、
・ちりめんじゃこのおにぎり
・野菜たっぷり味噌汁
・目玉焼き(黄身はトロトロ)
・ほうれん草のおかか和え
ときどき、
ちりめんじゃこがふりかけになったり、
ほうれん草がブロッコリーになったりしますが、
これが毎日続きます。
毎朝同じものを出したら
飽きた~って
言われないかな・・・?
そんな心配をしていましたが、
全く問題はなく、
と息子は毎日、
卵の黄身の焼かれ具合を確認し、
好みのトロトロ具合だと合格がもらえます(笑)
あれほど
バトルをしていた
旦那さんとの会話も変わりました。
それにいつもの具だくさん味噌汁と、納豆と、ご飯でじゅうぶんじゃないかな?
料理のことで
自分から、
こうしたい、ああしたい、
って言えるのは楽しいですし、
「お母さんの料理美味しいね~」
そういってパクパクと
私の作った料理を食べる
息子をみているだけで幸せ♡
そんなハッピーな毎日を過ごすことができています。
まとめ
料理なんてしたくない! って思ってた私が“お母さんのご飯おいしい” と子どもに言ってもらえるようになった、とっておきの方法
いかがでしたか?
夫からのアドバイス
(私にとってはダメ出し)を受け、
レシピサイトを見まくって
色々アレンジしようとした私ですが、
結局1か月も持ちませんでした。
それどころか、
やらなければならない
という気持ちが強すぎて、
ストレスは溜まっていく一方・・・。
夫婦喧嘩は増え、
息子は私の顔色をうかがう。
一生懸命やったはずなのに、
家庭の中はどんどん
険悪な雰囲気になってしまいました。
そんな私でしたが、
整体師Aさんとの出会いによって、
私自身が母からかけてきてもらった、
料理という名の愛情
を初めて感じ取ることができました。
私が作る料理が、
子どもや夫の
心と体に良い影響を与えられる。
私がしてきてもらったように、
今度は私が家族にプレゼントしていく番。
そんな気持ちで
料理をしていると、
以前のようなストレスはなく、
楽しんでできるようになりました。
料理をするのは
家族を幸せにしたいから
なんじゃないかなぁって、
いまの私は思っています。
私のこの経験が
何かのヒントになったら嬉しいです。